ブログにご訪問いただきありがとうございます。
僕は、株式投資歴20年で一応サイドFIREしています。
他の方のように何億円も勝っている訳ではないですが、相場歴だけは長いので、その経験の中で学んだことをブログに書いています。
よろしければ最後までお付き合いください。
それでは、僕が株式投資を始めたての頃、よく分からなかった単語や考え方について書いていきたいと思います。
これから投資を始める方の参考になれば幸いです。
注意点として、僕の私見が入っているので、すべてが正しいとは限りませんのでご了承ください。
まず第1回として、「株」について書いてみたいと思います。
そもそも「株」ってなに?
そもそも「株」ってなんでしょう?
簡単に言うと、会社のオーナーの権利を小分けにしたものです。その小分けにしたものを相場に参加している人達が値段をつけているだけです。
いくつに分けるかは会社によって異なります。例えば任天堂の株価は1株で1万円近くしますが、NTTは1株150円くらいです。
これは任天堂の業績もありますが、NTTに比べて任天堂の株価が高いのは、会社の規模に対して分ける数が少ないからです。
例えば100個に分けるより、5個に分けた方が1個当たりの価値は高くなりますよね。
だから、1株あたりの株価を他の会社と比べても、あまり意味がありません。
1株の株価が高い株は「値嵩株」と呼ばれます。これは、「買うために資金がたくさん必要な株」ってことで別にその株をほめている訳ではありません。
ただ、1株が100円以下の株は時に「ボロ株」とも呼ばれ注意が必要なものがあります。
というのも、業績や財務が極端に悪い株が1株100円以下の株の中に混ざっています。100円以上の株でも業績や財務が悪い株はあるのですが、最初のうちは1株100円以下の株は買わないことをオススメします。
しかし、ボロ株は思惑や業績の改善などで、とんでもなく大きく上がることもありますので、そういう投資法もあります。
それと、株を買う時には、「単元」というものがあります。
これは、売買する時の単位です。昔は1000株単位で売買されていましたが、今は100株単位が多いです。
つまり、1株500円の株を買うためには、最低(500円×100株単位)なので5万円が必要になります。
証券会社によっては、1株から買うこともできますが、買い方や売り方に制限がある場合もありますのでご注意ください。
株を買うとどうなる?
株を買うと、あなたは「株主」になります。
株は会社のオーナーの権利を小分けにしたものなので、株主は会社のオーナーということになります。
ですので、株主総会の案内や配当の支払通知が定期的に送られてきます。
また、株を買い集めていくと段々会社に対して発言力が増していきます。段階的にできることが増えていき、ついには会社を自由にすることができてしまいます。
株の関係のニュースを見ていると、「もの言う株主」や「アクティビスト」などという話を見ると思いますが、外資などが株を買い集めて会社に色々な要求をするケースが増えてきました。
こういった場合、株価が上がることが多いので、それを利用するのも1つの投資法です。
話が逸れてしまいましたが、あなたが株主になると、その会社の利益の一部は「あなたのもの」と言えます。
会社四季報などで、「1株あたり当期利益(EPS)」という言葉が出てきますが、これが「あなたのものである利益」と思ってください。
実際には、その中の一部を配当として受け取れますが、それ以外は会社に蓄えられて新規事業や設備投資などに使われていきます。
もし株を買うなら、あなたのものとなる利益が多い方がいいですよね?
だから「1株あたり利益(EPS)」が多くなっていけば、その株を買いたい人が増えるので自然と株価は上がっていきます。
以上のことは、デイトレードなどの短期投資ではほとんど関係ない話ですが、長期投資では大事な考え方だと思います。
株価は何で決まるのか?
株価は何できまるのでしょう?最初、会社によってバラバラの株価は意味があるのか不思議でした。
しかし、会社は、将来の稼ぐ力や持っている財産などによってある程度値段をつけることができます。
計算方法は結構難しくて、将来の利益を予測して、それを現在価値に割り戻します。それと会社の持つ財産を評価して足します。何を言っているのか分からないと思いますが、分からなくて大丈夫です。
要するに、皆が考える値段の均衡するところで株価が決まると思うようになりました。
将来、その会社の業績がものすごく良くなると思う人が増えれば株価は上がりますし、業績が悪くなると思う人が増えれば株価は下がります。
当たり前ですよね。ただ、ある程度会社の妥当な値段というのはあるので、それよりも極端に割高な株価で買ってしまうと損をする確率は上がってしまいます。
あなたは、「理論株価」という言葉を聞いたことがありますか?
その企業の値段を計算して、そこから導き出されたのが理論株価です。
理論株価は、多少目安にはなるのですがあまり信用しない方がいいと思っています。
それは、未来の予測が計算に入るからです。
未来のことなんて誰にも分からないので、理論株価はあくまで仮定の数字です。
ただ、参考にはなるので理論株価より極端に高い株価では買わない方がよいと思います。
ここまで、会社の業績や持っている財産などで株価は決まると書いてきました。
しかし、それは長い期間で見た時の話です。
これから将来にわたって業績がすごく伸びる会社を、妥当な金額で買えばいずれ株価は上がっていきます。(業績がすごく伸びる会社を見つけるのが最大の困難ですが)
しかし、短期間の株価は業績とは関係なく、市場参加者の思惑で上下します。
例えば、野球の大谷選手が活躍した時に、大谷工業という会社の株が理由なく急騰しました。大谷工業は大谷選手と何の関係もありません。
また、有名な投資家が買ったことが分かると、皆が同じように買うので株価が上昇することがあります。
極端に言うとデイトレードでは会社の業績なんて何も関係ありません。
結論としては、「株価は短期間では皆の思惑で上下するが、長期間では会社の業績に比例する」と僕は思っています。
ですので、長期間で投資する人は、これから伸びていく会社を探す必要があります。
短期間で投資する人は市場参加者の思惑を考える必要があります。どうやって思惑を考えるかは、例えば
- チャートや出来高、板などを見る(僕にはできませんでした)
- 過小評価されている株を買って、皆が気づくのを待つ
- 人気化するであろうテーマ株を先回りして買う
など、色々な方法があると思います。自分に合った投資法を探してみてください。
最後に
今回は「株」について思っていることを書いてみました。
絶対に勝てる投資法はないと思うので、勉強するとしても何が正しいのか分かりません。
色々勉強して、自分に合った投資法を見つけることが出来たら、勝てる確率も上がると思います。
次回は「PER」について書く予定です。